プラス癌

癌と腫瘍の違いとは?

癌,腫瘍

「腫瘍がある」と言われたら、多くの人がガンである可能性を考えると思います。
腫瘍には良性のタイプと悪性のタイプがあり、悪性の場合は生命維持に支障をきたす可能性が高い”ガン”と呼ばれています。しかし、きちんとした検査を受けなければ両者を正確に見分けることは医師でも難しいのです。
いざという時やガンであった場合、適切な治療を選択し受けるためにも、ガンについての知識を最低限身につけておくことが大切です。


自覚症状だけで見分けるのは難しい

細胞が生まれ変わる際、何らかの原因によって正常に再生されないと異常細胞が発生し、できものや癌が出来ます。異常が起こる原因は、外からの刺激や情報の伝達異常、老化等様々です。
何らかの刺激を受けて、皮膚や粘膜がただれたり傷ついたり腫れてしまったりすることで、悪性腫瘍になってしまうとガンになります。しかし、良性の場合はでもがんと同じような自覚症状が現れる事が多いので、良性なのにがんではないかと心配してしまったり、逆にがんの自覚症状を良性の症状と勘違いして検査を怠ってしまうケースもあります。

良性腫瘍と悪性腫瘍

良性腫瘍

大きく考えると、皮膚が硬くなって盛り上るイボ等も腫瘍の仲間です。イボやポリープ等は、一般的にいう「腫れもの・おでき」で、脂肪等のかたまり等も含まれます。乳頭腫や腺腫等の”上皮性腫瘍”と筋腫・血管腫・脂肪腫・繊維腫等の”非上皮性腫瘍”などがあります。
良性の場合、特に医学的な治療を行わなくても自然と治癒する事も多く、完治しない場合でも正常な細胞が再生されてくるように治療で治るケースがほとんどです。また、初期段階で痛み等の自覚症状が現れやすいのも良性の特徴といえるかもしれません。


悪性腫瘍

ガンと呼ばれるのは悪性腫瘍の事です。ガン化した細胞は、正常な他の細胞より異常に早いスピードで成長・増殖する為、他の細胞は栄養や酸素が不足します。さらに、急増した癌細胞は周囲を圧迫したり正常細胞内に入り込んでしまいます。そのため、悪性腫瘍の周辺細胞は体力や免疫力がなくなり弱ってしまい、癌細胞に壊されてしまいます。そのため、良性に比べ治りにくいのが特徴です。
このような悪性のタイプは、その特徴からガン種・肉腫とその他のガンに分類する事が出来ます。


悪性腫瘍のタイプ

癌腫

一般的に「がん」と呼ばれるのは、胃・肺・腎臓・肝臓・腸・卵巣・子宮・膣などの各機関や乳房や皮膚等にできる”ガン腫”の事です。皮膚や粘膜、腺の上皮細胞で増殖もしくは分裂異常が起こり、癌細胞が発生します。全身の様々な部位に発生する可能性のあるもので、初期段階では癌細胞の塊が硬いシコリ状になっていますが、ある程度進行すると中心部分が崩れて腫瘍となります。


肉腫

骨や筋肉など上皮以外の細胞に発生するタイプで、非上皮性悪性腫瘍とも呼ばれます。骨や筋肉以外でも、全身の結合組織にも発生する可能性があります。中でも、白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫といった腫瘍疾患が有名です。また、軟骨や神経組織にも肉腫が発生する可能性は高く、比較的早い段階に肉腫を発見しても治療が大変難しいケースになる場合もあります。


神経・生殖細胞・胚

上皮・非上非上皮組織以外にできる悪性腫瘍には、ガン腫・肉腫以外に神経腫・奇形腫・生殖細胞腫等があります。神経の情報伝達を行う組織に発生する事も多く、転移によって他の部位で肉腫やガン腫とほぼ同時期に発生している場合もあります。
また、生殖細胞腫が発生していると、受精や着床に支障が出たり不妊の原因となす事もあります。