プラス癌

ステージとグレード

ステージ,グレード

がんの状態レベルは、早期がん・進行がん・末期がん等の呼ばれ方が一般的に広く知れ渡っています。”ステージ”と”グレード”を組み合わせて病状を表す目安としています。これは、どんな治療を行うのが最も効果的であるか、また緊急性をみるためにも大切なものです。実際に、早期がん・進行がん・末期がんへの分類もステージとグレードによって違ってきます。
このステージやグレードを間違って認識してしまい、がんの状態を正しく把握できていない例も多く見られるので注意してくださいね。


ステージ(病期)

進行度合いをみる”ステージ”とは

がんの進行度は、がん化した細胞の大きさや転移・浸潤度合い等で分けられます。これは病期分類「ステージ」と呼ばれ、ガンの進行具合を表すものとして使われています。ステージは、0〜犬5段階に分けられている事が多いのですが、がんの種類によって分類が細かくなったり、分類のされ方が違っています。例えば、一般的な5段階の中でさらに「A」「B」等と細かい分類が行われている場合もあります。
そのため、全ての種類の癌で同じ様にステージが進行するわけでないという事をきちんと把握しておきましょう。

ステージの進行

ステージの分類は、ガンがどの程度の大きさになっているか、どの程度治療の効果が出やすい状態か、という事で分けられているともいえます。また、がんの種類には転移しやすいタイプとしにくいタイプがあり、治りやすさも違います。
例えば肺癌の場合”ステージ1”は比較的治りやすく、転移のない大きさが3cm以下の”初期癌”を言います。さらに検査でリンパ節への転移があれば”ステージ2”と呼ばれます。同じ肺癌でも、状況によって”ステージ1”から”ステージ2”へ進行するまでには数年かかる事もあります。

グレード(腫瘍の悪性度)

悪性度をみるための”グレード”とは

腫瘍が発見された場合、腫瘍から細胞を採取して検査します。正常な細胞もしくは良性腫瘍の場合、細胞は”分化”しています。しかし、癌化した異常細胞の中には、未分化・脱分化したものがあり、これらは分化したものよりも成長・増殖の速度が速いのが特徴です。その為、採取した腫瘍の細胞が未分化・脱分化したものだった場合、腫瘍の大きさよりステージが進行した状態である場合もあるのです。つまり、どの程度が未分化・脱分化しているか、がんを構成する細胞の状態や特徴を示しているのが”グレード”といえます。

グレードの見方

採取した腫瘍を構成している細胞が、どの程度の割合分化しているかをみて成長・増殖速度を判定し、悪性度(グレード)の目安としています。
この判定には、分化・未分化の他に他の要素も加えられますが、グレードは1〜4の4段階にわけられ、最も悪性度が高いタイプは”グレード4”となります。

グレードの割合

グレード1 グレード2 グレード3 グレード4
分化 75〜100% 分化 50〜75% 分化 25〜50% 分化 25%未満
未分化 25%未満 未分化 50%未満 未分化 75%未満