プラス癌

舌癌|口唇がん

舌癌,口唇がん

舌や唇にできるがんは「頭頸部腫瘍」と呼ばれるタイプです。舌・唇の他に、耳・鼻・のど・顔面・頸部等の部位も頭頸部腫瘍に分類されます。頭頸部腫瘍の中で最も発生頻度が高いのは口腔癌の一種である”舌癌”で次に喉頭がん、咽頭がん、甲状腺がんと続きます。
これらの部位に腫瘍が出来ると、味覚や聴覚、視覚、平衡感覚といった感覚器官や呼吸音声、即時の摂取等に大きな影響が出る可能性が高くなります。そのため、治療に際にもこれらの器官へのダメージをできだけおさえる方法を優先的に選択していきます。


舌がん

特徴

舌全体のうち先端から2/3程度までにできるがんで、自分で動かすことのできる範囲で口を開けた時に見える範囲にできるのが”舌癌”の特徴です。頭頸部にできるガンの中でも6割以上の発生割合をしめる進行速度の速いタイプの癌です。
さらに、歯と接触する事の多い左右側面で発生するケースが9割近くを占めています。また、50〜70歳と高年齢になってから発生する事が多いのですが、20〜30代の若年層でも発生する事があります。短期間で進行するがんなので弱年齢で発生した場合には特に早期治療が重要になります。

原因

歯と接触する事の多い舌の左右側面で発生する割合が高い事や、歯並びが悪かったりとがった歯が舌に接触している場合に起こりやすい事がわかっているので、接触刺激が大きな原因となっていると考えられます。また、アルコールやたばこなどの嗜好品を長期間愛用している人にも多くみられる為、接触以外の刺激でも連続的に長期間加わることでも舌がんの発生原因となる事がわかっています。

自覚症状

早い段階から舌表面のただれや痛み、赤み、口内炎等の症状をみる事が出来ます。ガンの初期段階や前ガン状態から口内炎が治りにくかったり同じ場所に何度も繰り返しできたり、頻繁に発生するケースが多く見られます。そのため、今までより口内炎が治りにくく、治るまでにかなり長期間かかってしまったり舌にシコリのようなものがある場合には、舌がんの可能性を考えて検査を受けることをお勧めします。

口唇がん

特徴

頭頸部腫瘍の中で、外から見える範囲にできるガンの一種ですが、日本ではあまり発生頻度の高くないタイプです。上下にある唇のうち、特に下側でがん細胞が発生・増殖するケースが多いのは、下顎の方が動いたり刺激が加わりやすい構造になっているからだとも言われています。実際に口唇ガンを発症したケースとみると、下唇の左右どちらかで発生している事が多くみられるもの”口唇癌”の特徴といえます。

原因

日本での発生頻度は比較的低いのですが、紫外線の強い地域や日に当たる事の多い職業の人に現れやすいことから、紫外線刺激が原因の一つになっていると考えられています。また、たばこを愛飲している人にも発症割合が高く、唇の左右どちらかで加える癖がある場合が多く見られます。そのため、習慣的な刺激が発がん要因になっている可能性もありますが、実際にハッキリとした原因は解明されていません。

自覚症状

唇が日焼けしてカサついたり皮がむけて荒れている状態が改善されにくく、さらに左右どちらかだけがひどく荒れている場合などは注意が必要です。唇を噛んで切ってしまった時のようにかさぶたが出来たり、われた部分から分泌物が出るといった症状が現れることもあります。さらに状態が進行すると、硬いシコリができ唇が大きく腫れるという自覚症状が見られます。