プラス癌

胃がん

胃がん

以前から日本人に最も多いのは胃癌です。塩分の多い保存食や蛋白質・ビタミンの不足が原因の一つとなっていましたが、現在は食料事情も良くなり発生件数は減少しています。また、他の国の人に比べてストレスをためやすく、上手に発散できない人が多いというのも原因といわれています。しかし、高齢化が進んでいるため全体的な割合はほとんど変わらず、日本人に最も多い種類の癌としてトップに君臨し続けています。他の部位への転移が起こす進行癌になる前に早期発見できれば胃癌は治るということを覚えておきましょう。


特徴

発生場所

健康診断等の健診で発見される癌のうち60%以上が胃癌です。その中でも、下から1/3部分の当たる胃下部で41%程度、さらにその1/3部分に当たる胃中部で40%程度と、胃の下から2/3までの部分に高い確率で癌細胞が発生します。この部分にできるがんは進行スピードが比較的遅く、治療による効果も表れやすい事から予後の状態も良好である事が期待できます。しかし、下部でも幽門部分や上部の噴門部分に発生すると周辺のリンパ組織に転移しやすく予後の状態が悪くなりやすい傾向があるため注意が必要です。

タイプ

胃癌の種類は、発生場所とその癌腫瘍のタイプで分けられます。
全体の9割以上を占めているのが腺がんで粘膜層に発生します。また、ポリープ状のカビ状腺癌や腫瘍の形が明確で一定以上大きくなると腫瘍性腺がんと呼ばれます。また、その腫瘍細胞が成長し胃壁が厚さを増し硬くなってしまうと、広凡拡散性腺ガンとなります。これはリミティス・プラスティカもしくは革状胃とも言われます。
さらに、発生率は全体の10%程度ですが、悪性リンパ腫と呼ばれる平骨筋肉腫・脂肪肉腫・線維肉腫・がん肉腫等もあります。

原因・症状

リスクが高くなる原因

胃は血管やリンパ管が密集している器官である為、遠隔転移が非常に起こりやすいという特徴があり、早期発見・早期治療が重要です。
女性より男性の方が発生率が高く、さらにリスクが高いのが50代以上・ストレスをためやすい・胃潰瘍などの手術歴がある・悪性貧血・生ものを頻繁に食べる人(ヘリコバクター・ピロリや胃炎になったことがある場合)などです。また、他の疾患治療により胃酸の分泌を抑えるもしくは胃の働きの抑制効果がある投薬治療を行っている場合には、胃癌の発生リスクが高くなるといわれています。

自覚症状

早期症状には違和感や連続的な消化不良がありますが、胃癌の自覚症状は胃潰瘍や胃炎にみられる症状と非常によく似ているため、定期診断などでの発見が重要なポイントとなります。さらに進行段階になると、急性で激しい胃の痛みや嘔吐、短期間での体重減少、満腹感・腹水などがあらわれるため食べ物の好みが変化する事もあります。また、さらに進行したがんになると急激な栄養障害よる体重減少、血便や他の人が見てもわかるような腹部のふくらみが症状として現れるのが特徴です。