プラス癌

腎臓がん

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血液中の老廃物をろ過する器官である腎臓は、体内に入った発がん性物質が蓄積したり、通過する可能性の多い器官です。そのため、国内急増している背景には、日本人の生活習慣内に、発がん性物質に接する機会が非常に多くなった事が原因の一つとしてとりあげられています。また、有害物質を分解する能力が著しく低いケースが遺伝的にあるのではないかといわれ研究が進んでいますが、肝臓がん同様現段階ではハッキリとした原因は解明されていません。


特徴

発生場所

腎臓は左右に1つずつ存在していますが、ガン化する場合には左右のどちらかだけに起こるのが一般的です。まれに両側にできることもありますが、同時に発見されるわけではなく片側でガン細胞が見つかった1年以内に反対側で見つかるというケースが多いようです。
片側を治療してから一年以上経過した後に反対側で見つかった場合には、片側性の転移と考えられます。
骨盤周辺のリンパ節で細胞がガン化して進行すると、肺や肝臓、骨、脳等の臓器へ転移しやすいのが特徴です。

タイプ

特に知名度が高いのは、腎細胞がガン化する腺がんや副腎腫進行速度の速い腺維肉腫等です。しかし、膀胱へつながる腎盂や尿管等で発生する移行上皮がんタイプも決して少ないというわけではありません。
また、移行上皮がんタイプでは、ガン細胞特徴に合わせて局所性・領域性・転移性に分類されています。特に局所性の場合には、早期発見早期治療により予後も非常に良好な状態を保てる可能性が高い事がわかっています。
進行具合が違う為、治療の進め方や方法も腎細胞がんと上皮移行性がんで若干異なります。

原因・症状

リスクが高くなる原因

腎臓は血液中の老廃物をこし取り水とともに尿として膀胱へ送られます。その為、血液中に含まれる有害物質や発がん性物質、他部位で発生した癌細胞の欠片等、腎臓細胞がガン化する要因が集まりやすい場所です。また、周辺に臓器が密集している部分でもあるため、隣接する臓器への転移も非常に起こりやすいといえます。
男性より女性の方が倍近い割合で発症し、さらに50歳以上の高齢になるとそのリスクはさらに高まります。肥満女性の患者数が非常に多いことから肥満もリスクの一つと考えられています。

自覚症状

膀胱炎や肝炎などと同様に血尿が出るのが一般的な初期症状です。しかし、膀胱炎を患ったことがある人は、血尿やわき腹の痛みを感じても膀胱炎によるものであると勘違いしてしまうことも少なくありません。
まれに腫瘍に伴う発熱が発生する可能性もあります。
さらに疲労や食欲不振による体重減少等も自覚症状としてあげられますが、特に他の疾患症状と似ているため、症状があらわれてもなかなか病院へ行かず発見が遅れるケースも多いので、定期的な健診を受けておくことが大切です。

治療について

腎臓は左右に1つずつあり、片側が機能しなくなったり切除されても残った片側だけで十分機能する事が出来ます。そのため腎臓がんの根治治療としては摘出手術が一般的です。すでに片側を摘出していたり、他の部位に転移が見られる場合には部分的な摘出や周辺組織の一部分も摘出する処置が取られます。