プラス癌

前立腺がん|睾丸がん

前立腺がん,睾丸がん

前立腺がん・睾丸癌(精巣ガン)とは、生殖・泌尿器に発生する癌の中でも特に男性特有の疾患です。この2種類の他に陰茎癌がありますが、男性生殖器のがんのなかでは特に精巣・睾丸に癌細胞が発生しやすく、前立腺には悪性・良性に関わらず加齢とともに腫瘍ができやすい事がわかっています。
また、前立腺がん・睾丸癌は、自覚症状が出てもがんだとは思わなかったり、生殖器に関する異常の為に心理的に診察を受けづらい事も多く、発見が遅れることもしばしばみられます。


前立腺癌

特徴

米国やアフリカ、欧米諸国での発生率が高いタイプですが日本国内でもじわじわとその数が増加傾向にあります。前立腺癌疾患者の約9割が60歳以上ですから、高齢者に多くみられる典型的な癌の一つといえます。
前立腺自体は、左右二つに分かれておりそれぞれがクルミ大くらいの大きさです。精子の媒体となる液体を生成分泌しています。診察や治療をおこなう場合には、肛門からの触診でも確認できることが多く前立腺の異常について調べることができます。

リスクが高くなる原因

40〜60代の疾患者数が非常に多く、最も大きな原因は加齢だといわれています。しかし、進行スピードは比較的遅いのが特徴で、早い段階で発見することが出来れば治療もかなりスムーズで予後の状態も期待できます。
また、良性の前立腺肥大症の疾患者で治療の為に手術を受けた人の30〜40%の割合で前立腺がんが見つかっているというデータもあります。
また、前立腺ガンは父親や兄弟が前立腺がんだった場合、リスクは2〜3倍に高まります。そのため、遺伝的な要因も深く関係していると考えられています。

症状と検査

膀胱を取り囲むようにある前立腺で細胞に異常が起こると、腫瘍によって尿道を圧迫したり尿が通過しにくくなるため排尿困難や残尿感等の症状が見られるのが特徴です。また、排尿異常によって下半身のむくみや足に痛みを感じるといったがあらわれることもあります。しかし、初期段階では自覚症状として排尿異常に気が付くことは少なく血尿や射精時の痛みなどがでるまで異常に気付かないこともあります。
もともと前立腺には良性腫瘍ができやすいことから、の直腸検査の後生体検査によって良性か悪性かが判断されます。

睾丸癌

特徴

精巣がんとも呼ばれるがんです。男性生殖器に発生する癌としては発生率が低く、まれなタイプではありますが比較的若い年齢(15〜35歳)での発症数も多く、発生すると比較的進行スピードの速いタイプといえます。精巣がんほとんどが左右の片側だけに癌細胞が発生します。また、化学療法・放射線療法による治療効果が高く、たいていの場合予後野状態も良好状態を保つことが可能です。
精巣がんの95%程度が、精子形成細胞である肺細胞に発生するタイプで肺細胞腫瘍と呼ばれます。

リスクが高くなる原因

不妊要因を持つ場合やヘルニア疾患歴のある場合、リスクが高くなっているというデータがあります。また、日本人を含むアジア人男性よりも白人男性に多く発生する事がわかっています。
一般的に、遺伝異常等の要因アがリスクを高めているのではないかと考えられていますが、まだはっきりとした原因は解明されていません。また、衝撃やおたふくかぜなどの疾患による精巣の損傷や炎症も精巣ガンのリスクを高めるのではないかといわれていますが、関連性はハッキリとつかめていません。

症状

痛みや食欲不振、体重の減少等といったようなハッキリと自覚できる様な症状はほとんどありません。そのため、何らかの検査によって発見されることがほとんどですが、まれに精巣の委縮や肥大、不快感などによって異変を感じる場合もあります。
他の部位に転移が起こっている場合には、痛みや血液の混じった痰等がみられることもあります。