プラス癌

子宮ガン

子宮ガン

子宮癌には性質の違う2つの種類があるということを知っていますか? 以前は日本人女性に多いのは子宮頸がんであったため、子宮がん=子宮頸がんでした。しかし、近年では子宮体がんの割合は、子宮頸がんの発症率を上回る勢いで急増しています。
子宮癌検診が推奨されるようになっているので、名前だけは聞いたことがある、とか、健康診断で子宮癌検診を受診したという人は増えています。しかし、この2つの癌は特徴や発生場所等に大きな違いがあるということを知らないままの場合も多いようです。


子宮頸がん

特徴

子宮の入り口部分である子宮頸部で発生するタイプです。子宮頸部の細胞診(バッブスメア検査)によって早期発見が可能になり、早期段階での治療・治癒が行われるようになっています。
扁平上皮癌もしくは腺癌タイプとして細胞の異常増殖が起こるのががんの第一段階ですが、この段階で自然治癒するケースもあります。また、卵巣がんや卵管ガンなどといった他のタイプの癌に比べると、比較的進行スピードの遅いタイプなので、数年から数十年狭い範囲のみに細胞の異常増殖が起こり転移などは全く見られないというケースもあります。

リスクが高くなる原因

18歳以下等の弱年齢から性交渉を頻繁に行っている場合や、複数のパートナーがいる場合、頻繁に性交渉の相手が変わっている場合等にリスクが高くなるというデータがありますが、発揮氏と下原因は解明されていません。
30〜40代の比較的若い年齢での発症率が高く、免疫抑制剤を服用している場合にはさらに発症リスクが高くなるといわれています。

症状

初期段階で自覚できる様な症状があらわれる事はほとんどありません。異常細胞がある程度増殖したり、発生場所によっては性交中に痛みや出血を伴うこともあります。
代表的な症状としては、不正出血や多量月経等の月経不順ですが、肥満やストレスなどによって月経周期が安定していない人の場合には、こういった症状と子宮頸がんの症状を結びつけて考えない人も多く、発見が遅れてしまうケースもあります。

子宮体がん

特徴

子宮体部と呼ばれる奥の部分で、内側の粘膜部分に発生するがんです。国内外を合わせてみると女性の1000人1人程度の発症者数が確認されていて、女性生殖器に発生するがんお中でも最も発生率の高い癌といえます。
ハッキリとした原因因子については解明されていない部分も多いのですが、子宮内膜症などの内膜異常がガン化するケースも多い事が分かっています。また、国内だけでみても発症者数が急増していることから、子宮頸がんだけでなく子宮体がんの検査を定期的に行うことが推奨されています。

リスクが高くなる原因

原因ははっきりしていませんが、ホルモン物質が正常に分泌されていないような状況下に長く置かれている女性に多く発生するといわれています。出産経験がない場合や閉経年齢が平均より高齢である場合など、プロゲステロンが分泌されずエストロゲンの分泌器官が長い場合も発生リスクが高い事がわかっています。
また、肥満による生理不順や糖尿病などとの関連性も深いといわれています。そのため比較的若い年齢の女性でもリスクが低いとは言えませんが30〜60歳に多くみられるのが特徴です。

症状

最も代表的な症状は、不正出血ですが、内膜症等の内膜異常でも生理不順や強い生理痛などの症状があらわれるため、気が付きにくい場合もあります。閉経後の不正出血があった場合には、早急に検査を行うことをお勧めします。
また、子宮体がんの場合、背中や腰、足等下半身に痛みを感じたり、排便異常が症状として現れることもあります。しかし閉経期前後の体調不良にもみられる症状なので定期的に健診を行うことが大切です。