プラス癌

卵巣がん|膣がん

卵巣がん,膣がん

卵巣がん・膣がんとは、女性生殖器の癌でどちらも初期段階で発見されにくいのが特徴です。卵巣癌は、発生頻度が比較的高い割にある程度進行するまで症状が表れにくく、早期発見・治療が行えないケースが多く治癒が期待できないことも少なくありません。膣癌は、発生頻度がかなり低いのですが発生場所が子宮頸がんの発生部位と近く転移によって発症するケースも多い為、膣癌の発見が遅れる場合があります。しかし反対に、異常に気付く事が出来れば効果的な治療が可能な病気ともいえるのが、この卵巣がん・膣がんです。


卵巣癌

特徴

女性特有の癌の中では1〜2を争うほど発生割合の高く、治療が容易な早期段階で発見されることが非常に少ないという特徴があります。また、初期段階での発見率が低い為、治療による効果が期待できない結果に終わるケースが最も多いがんといわれています。
40代以上の年齢層で多くみられますが、20代等の若年層の発症者数も増加しています。他の国に比べると日本国内での疾患者数は少ないといわれていますが、増加傾向にあるため生活習慣の変化が発症要因の一つとなっていると考えられています。

リスクが高くなる原因

親族・家族に卵巣癌の疾患者がいた場合、かなりの確率で発症リスクが高まることから遺伝的な要因が非常に深く関わっている事がわかっています。また、乳がんや結腸癌の疾患者が家族にいた場合にも同じようにリスクが高いと考えられていますが、直接的な原因となる要因は解明されていません。
また、肥満傾向にある人や出産経験のない人、高齢出産経験者も発症リスクが高いというデータがあります。

症状

欧米諸国では「忍び寄る悪魔」と呼ばれることもある細初期段階で自覚できる症状はほとんどないのが卵巣がんの大きな特徴です。
がんがある程度進行すると、胃のあたりや下腹部にハリや圧迫感を感じる事があります。さらに腹痛・腰痛などの痛みや排便異常等といった症状もありますが、どれもかなり進行した状態にならないと感じられません。
そのため、子宮癌検診を受ける機会がある場合には、卵巣癌の検査も受けるようにしておくと良いでしょう。特に高リスクに当てはまる人は定期的に健診を受けることをお勧めします。

膣癌

特徴

産道とも呼ばれる子宮へつながる筒状の通路にできるがんです。
もともとこの膣部分で発生する原発性の発症割合は非常に低く、ほとんどが他の部位からの転移によって発生します。中でも子宮頸がんからの転移が多いため、膣の上1/3部分に癌細胞が発生するケースが多い事がわかっています。
一般的には、膣の表面部分の細胞がガン化する扁平上皮癌ですが、胃がんや結腸、子宮から転移したものはその限りではありません。

リスクが高くなる原因

特定のヒト乳頭腫の罹患者や既往歴のある人の発症率が高い事がわかっています。そのため、比較的多数との性交渉をもった事のある人のリスクが高いとも言われています。
また、転移による発症ケースが多い為、周辺臓器にがんの既往歴がある場合も注意が必要です。
原発性の場合、10代〜30代までの若年層でみられるケースが多いのですが、転移性や扁平上皮癌は60歳以上で多くみられます。

症状

卵巣がんと同じく初期段階での自覚症状はほとんどありません。比較的早い段階からみられる症状としては、子宮頸がんでみられる不正出血や生理不順などがあるので、こういった症状があらわれた場合には速やかに検査を受けることが大切です。
また、織物などの分泌物の量が増えたり、骨盤周辺や下腹部、足等に痛みを伴って精子異常が起こっている場合には膣癌の症状である可能性が高いともいえます。早期発見の為にも定期的な健診を行うようにしましょう。