プラス癌

乳がん

乳がん

乳がんは、国内でも疾患者数は増えている疾患です。しかし、早期発見により治癒する確率も高くなるため、年齢を問わず定期的な健診と自己検診を行うことが推奨されています。
また、”癌”の語源は乳癌です。英語ではキャンサー、ドイツ語ではクレブス、ギリシャ語ではカルチノーマといい、全て「蟹」を意味する言葉です。乳がんの細胞が成長していく様子が、蟹の手足を広げている様子に似ているため、こう呼ばれるようになったといわれています。


特徴と癌の進行について

特徴

乳がんはもともと日本人には少ないタイプのガンだといわれていました。しかし、1970年代以降、日本国内での乳がん患者の数は急増し、20年前と比べるとその数は2倍以上にもなっています。これは、胸部レントゲンやマンモグラフィーなどの検査技術が発達し、触診などでは判断できないようなごく初期段階の病変や異常部位を発見できるようになった結果、全体の疾患者数が増えたともいえます。
発生場所により、リンパ節や骨、肺、肝臓などへの遠隔転移の他、反対側の乳房に転移する割合も高いのが特徴です。

進行とタイプ

乳がんは進行具合や状態によって1〜7期野段階に分けて考えられます。また、そのほとんどが腺がんタイプで、さらに特徴の違いによって30種類以上のタイプに分けることができます。一般的には1期の段階を初期癌と呼びますが、1〜2期までに治療を行った場合、比較的簡単に治癒する事ができます。しかし、疾患者の年齢や状態によって進行スピードが違ってきますので、初期段階だからといって治療を先延ばしにするのは危険です。

原因・症状

リスクが高くなる原因

乳がんを引き起こす要因となっているのは、加齢・遺伝・エストロゲンの作用・肥満等があります。
どのリスク要因についてもハッキリと原因が解明されているわけではありませんが、20代と60代では明らかに発症率が違っている事や、家族に乳がん既往歴がある場合にリスク非常に高くなっている為、特に年齢とホルモン分泌が関係していることがわかります。
しかし、近年では若年層の乳がん患者が増えている事や、若年層の場合進行スピードが比較的早いことから、さらなる注意や健診が必要とされています。

自覚症状

目で見てわかる症状には、乳房の表面にひきつれや、えくぼのようなへこみが現れる事があります。また、触診で分かる症状としては乳房や脇周辺に小豆大のしこりを感じる事が出来ます。脂肪等による良性のしこりは一時的なもので、時間がたつと消滅しますが、乳がんのしこりの場合には、長期間たっても、しこりが消えることはありません。
進行状態や場合によっては、乳頭からの分泌物が確認できたり、痛みや左右乳房の大きさに明らかな大きさの違い等が見られる等といった症状もあります。

検査と予防

乳ガン検査

乳癌に対する検査では、触診、マンモグラフィー、胸部レントゲン、定型細針生検査(穿刺検査)、マーカーテスト等があります。
胸部レントゲン検査では、良性の膿胞と腫瘍を判別することができますが、1cm以下の小さな異常部位を発見する為には2種類のエックス線を利用するマンモグラフィーが有効的です。そのため、乳がん検診ではどちらか一方の検査だけではなく、両方の検査を行うことをお勧めします。

セルフチェック

鏡でひきつれ等がないかチェックしたり、手のひらで円を描くように触ってシコリの有無を確かめる等のセルフチェックが大変有効です。
チェックする場合には、左右どちらかの手を頭の後ろに回すように高い位置にあげた状態で行います。触診では、腋の下から乳頭に向かってゆっくり円を描くようにさわっていきます。この時あまり強く圧迫しすぎるとしこりの有無がわかりにくくなります。セルフ検査キッド等を利用すると滑りが良くなりシコリの有無も比較的分かりやすくなります。