プラス癌

白血病

白血病

白血病とは、小児がんの代表疾患と考えられる事もある病気です。また、「血液のガン」とも呼ばれる造血系の重大疾患です。しかし、この病気は子供だけでなく全年齢で発症し、急性・慢性等数多くの種類があるため症状も様々です。
以前は治療が非常に困難で、壮絶な闘病生活と高額な医療費が必要という印象の強かった白血病ですが、現在は治療技術も飛躍的に進歩し、生存率も高くなりました。被ばく等の外的要因以外では、遺伝子異常が大きな原因の一つと考えられていますが、ハッキリとは解明されていないのが現状です。


急性白血病

特徴

“急性白血病”は、血液の造成機能や免疫機能に関係している骨髄内で、血液細胞が正常に成長できなくなるために血液中の白血球が急増してしまう疾患です。
白血球の数が異常なまでに増え、正常な血液細胞や赤血球、血小板が不足する為、体の免疫機能や異物等に対する抵抗力が失われてしまいます。そのため、貧血や内出血などを引き起こしやすくなり、生活に支障をきたすようになります。
しかし、初期症状だけでなく末期段階までほとんど症状が出ない事も多く、自覚しないまま末期段階まで進行することもあります。

タイプと症状

急性白血病はその系統と特徴によって数種類のタイプと亜型と呼ばれるサブタイプに分けられています。
小児がんとして知られるのは”急性リンパ性白血病(急性リンパ球性白血病・急性リンパ芽球性白血病)”で成人の発症率は全体の20%程度です。関節や骨の痛みといった症状が出るのが特徴で脾臓や肝臓の膨張が現れることもあります。
急性骨髄性白血病は成人の発症率が80%を占めるのが特徴で、30〜70代の患者が多くみられます。肺炎を併発するケースも多く、通常は出血や内出血、頭痛等の症状があります。

検査・治療

急性白血病は、骨髄内で起こる異常野為に血液中の成分バランスも崩れています。そのため、血液検査や尿検査、穿刺検査、免疫機能抗体検査などの生体検査が行われます。
また、治療では完全に治癒させるのではなく、状態をコントロールしていく方法がとられます。そのため、治療の過程において、親族や家族からの骨髄提供(移植)が行われる場合、提供者との血液適合検査等も必要となります。

慢性白血病

特徴

慢性白血病は、”白血病”という血液の癌の中では急性よりも発症率の高いのが特徴です。急性と同じく遺伝子異常が発症の大きな要因と考えられていますが、その他に他の特定疾患にかかっている人や放射線に長期間触れる機会の多い人等、環境要因も大きな原因となっている事がわかっています。
発症リスクの高い年齢は、30〜50歳以上で小児白血病のように子供の疾患者はほとんどいません。そのため、比較的高齢者、特に男性に多い疾患だといわれています。

タイプ

50歳以上の男性高齢疾患者が多いのが、”慢性リンパ性白血病”と”毛様細胞性白血病”です。ガン年齢の平均は65歳前後で、子供や30歳以下の若年層での発症はほとんどありません。”慢性リンパ性白血病”は男性の割合が女性の2倍程度なのに対し、”毛様細胞性白血病”は4倍と男性のリスクの高さが見てとれます。
また、男性と女性の割合がほとんど変わらない慢性白血病には、慢性骨髄性白血病というタイプがあります。これは40歳前後の年齢で発症しやすいのが特徴の白血病です。

検査・治療

急性と同じく血液・尿・穿刺検査等を行いながら、放射腺治療や骨髄移植による生存率を高めるコントロール治療が行われます。
慢性白血病と診断されると、他の疾患にかからないように細心の注意や予防が行われます。また、どの程度の進行状態なのかによっても違いますが、できるだけ早急な骨髄移植が必要とされる場合もあります。