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遺伝子治療|生物学的治療

遺伝子治療,生物学的治療

遺伝子治療とは、抗がん作用を持つ物質の遺伝子やがん細胞が体内で発生しないようにする遺伝子を体内に取り込んで治療するという画期的な治療方法です。遺伝的に癌にかかりやすい人等を対象に研究が進められています。
また、生物学的治療は、人間がもともと持っている免疫機能の性質を使って癌の治療を行うという方法で、免疫療法とも呼ばれています。
これまで主流だった手術や化学療法と比べても、副作用や根治の可能性が高い等、大変有効的な治療方法であることは間違いありません。


遺伝子治療

治療方法

ガンの遺伝子治療は、癌抑制遺伝子の種類や働きによって治療方法も異なってきますが、大きく分けると発生した癌細胞自体に働きかけがん細胞の活動を抑えるタイプと、体内で癌細胞が発生しないように働きかけるタイプがあると考えられます。
前者タイプは、すでに発生しているがん細胞の組織から癌を攻撃する役割を持つ部分だけを取り出して、がん抑制遺伝子として増強します。
がん抑制遺伝子が機能していない「がん細胞」に、がん抑制遺伝子を戻すことで、癌細胞の働きを抑える事が遺伝子治療の狙いです。

メリット・デメリット

外科的治療や化学療法と違い、副作用や体への負担が少ないというのは遺伝子治療の大きな特徴です。
近年、がん細胞の発生や活動を抑制する働きを持つ遺伝子が数多く発見されています。そのため、これまでは緩和ケアを行う事しかできなかった癌に対しても有効的な治療方法が発見される可能性が高くなっている事は事実です。
しかし、全ての癌に対して根治できる癌抑制遺伝子を見つける為にはかなりの時間が必要となります。そのため、現在あるものを利用しようとしても治療費がかなり高額になることも多いのが現状です。

生物学的治療(免疫療法・バイオセラピー)

仕組み

私たちが持っている免疫機能とは、主に血液中の白血球に含まれるリンパ球の事を指します。
リンパ球には、T細胞とB細胞という2種類があり、T細胞の中にはさらに特徴の違う種類の免疫細胞があります。癌に対して直接働きかける免疫細胞もありますし、癌に対する抗体の生成・活性化、これらを補助する細胞等もあります。
また、通常免疫療法を単独治療として行われる事はほとんどなく、化学療法や外科的治療と併用されることが多いようです。

治療方法

免疫療法は、免疫機能を利用して同じ体内にあるがん細胞に対して働きかける、という仕組みの治療です。この治療法は、免疫力を高めてがん細胞の働きを抑制するというだけでなく、免疫機能自体を刺激してより効果的にがん細胞を攻撃したり抑え込んだりします。
現在分かっている免疫物質や細胞は、全ての癌に対して効果的とは言い切れない為、免疫療法を選択したいと考えている人は、初めに自分のがんが免疫療法に適しているタイプかどうかを確認する事が大切です。

免疫細胞の種類

免疫機能を持つ細胞は数多くありますが、特に知っておきたいのはT細胞の中のキラーT細胞、キラーT細胞、リンホカイン生産T細胞、ヘルパーT細胞等です。
また、BRMと呼ばれる直接がんに対して働きかけるもののほかに、ナチュラルキラー細胞やサイトカインという液状の免疫物質もあります。
これらは、それぞれに役割が違うこともあるのでがんの種類や時間、金額等によって取り入れるか決める事が一般的です。